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Background

背景

急速に変化するソフトウエアの評価軸を見据え、
xR技術における新たな評価体系の構築に取り組む。

従来、ソフトウエアの評価は ベリフィケーション(検証・実証的)観点が中心となっていましたが、最近ではこれに加え、バリデーション(妥当性・感覚的)な視点が求められるようになってきています。その中において、xR技術*は、Face to Faceに代わる新しいコミュニケーションの手段として近年市場規模の拡大がもっとも著しいテクノロジーの一つです。NTTデータMSE(以下MSE)はこのxR技術を軸に、評価に対する世界観の変化をリードするべく、xR(VR、AR、MR、SR)コンテンツや、コンテンツを使用したサービス全体において、ユーザに提供する体験・価値を評価する新たな評価体系の構築に取組んでいます。

*x Reality,Extended Realityの略。VR,ARをはじめ、MR,SRなどの技術で構成される

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What we did

MSEがやったこと

評価体系構築、評価手法の開発に留まらず、
“MSE xRスタジオ”を設置し、評価環境の整備にも着手。

MSEは早くからxR技術の重要性に着目し、2019年にxRに特化した分科会を立ち上げ、新たなxR評価体系の構築に取り組みました。これは、品質評価実績や実案件のデータをベースに、学術的観点や公的なガイドラインを取り込んだもので、バリデーション(妥当性・感覚的)視点を持った、これまでにない独自の評価体系です。評価手法においては、「オペレータ」と「ナビゲータ」のペアで構成される“xRペアテスト”を開発しました。2021年には、xR専用のスタジオ(MSE xRスタジオ)を構築し、現場に近い明るさ、環境色での評価やARコンテンツの視認性の評価、音を発するコンテンツの評価など、実際の現場に近い環境での評価を行えるようになっています。

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Result

成果

xR関連の実案件の増加にともない、
多数の評価案件実績を獲得。

2020年以降、xRに関する実案件は年々増加しており、イベント、テーマパーク、博物館、企業XR体験、など、xRに関する多数の評価案件実績をあげています。