やりがいある業務と
職場環境で成長していく、
システムエンジニアの
軌跡。

A.Nのシステムエンジニアとしての第一歩は、OJTの一環として与えられた課題である
「動作不良要因を突き止めるログ解析ツールの開発」から始まった。
当社でシステムエンジニアはどのようなステップを踏みながら成長していくのか。
どのような機会を与えてスキルを身につけさせていくのか。A.Nの3年にフォーカスしてその歩みを見ていく。

OJTと先輩のフォローで
不安なくプロジェクトに
参画。

当社では、最初にOJTの課題に取り組むことで、計画立案・設計・テスト・スケジュール管理など、開発業務の一連の流れやプロジェクト開発に必要な基本を学ぶことができます。最初の段階で仕事のベースを身に付けられるだけでなく、わからないことがあっても先輩方が熱心に相談に応じてくれるため、不安なく実際の仕事に入っていけました。そして、1年目の秋からはいよいよ実際のプロジェクトに参加。私が初めて参加したのは、国産メーカーの新型車に搭載される車載機とスマートフォンの連携機能の開発プロジェクトでした。そのプロジェクトは、接続方式をUSBからワイヤレスへバージョンアップするだけでなく、アプリからエアコンやオーディオなどの操作を可能にするといったもの。その商用開発に入る前に、難易度を検証するために試作開発を行う必要があり、そこから私も参加することになったのです。このプロジェクトのポイントは、顧客が海外にいることと搭載車が海外工場で生産されること。日本では実際の動作確認ができないため、海外顧客と連携しながら開発する必要がありました。

海外と連携した開発経験が
次なるチャレンジへの
意欲に。

サブリーダーの下、私が担当したのはアプリ操作の試作です。プログラムを組んで海外に送信、現場での動作確認を通して問題点が見つかると動画とログが報告され、その結果をもとに検証・改修を繰り返しました。技術的に難しかったのは、実装したものが想定通りに動かない際の、原因特定や修正作業。私にとって初めてのプロジェクトであることに加え、仕様書がすべて英語であったり、コーディング量が膨大であったりと、乗り越えるべき壁が多くありました。しかも、小さなミスが大幅なやり直しにつながることもあるので、不明点は抱え込まずサブリーダーに相談するようにしていました。試行錯誤を重ねる中で、不具合箇所の見当や海外との連携の経験値も上がった頃、無事検証が終了。自分がコーディングしたものが想定通りに動き、ソフトが完成していく過程を実感し、とても嬉しく感じました。また、サブリーダーや上司から「よくやり切ったね」と声を掛けてもらう中で、「今度はもっと大きな貢献ができるようにがんばろう」という意欲も生まれました。そしていよいよ商用プロジェクトがスタート。私は車載機とスマートフォンをつなげるための、デバイス管理の組み込み開発を担当しました。しかし、実際に販売される商品は、いつでも誰にでも使いやすい商品でなければならないことから、試作と違って完成度のハードルが格段に高くなります。想定外の挙動まで予測して誤作動しない設計を追求する必要があり、商用開発の厳しさを学びました。

開発担当領域で
“一番の有識者”に。
未来を変える挑戦は
まだ始まったばかり。

開発も最終段階を迎えた現在は、テストで発生したバグの解析・処置を担当しています。この2年間、さまざまな挙動を考え抜いてきた経験によって、デバイス管理では“一番の有識者”と認識されるまでになりました。また、私の開発領域は他の機能とも連携するため、プロジェクト全体を俯瞰する必要があり、視野も広がりました。入社して丸3年、つくづく感じるのは、若手エンジニアの育成に対する当社の強い意志です。常に私の声に耳を傾け、指導・アドバイスを行ってくれ上司やリーダーからは、「多様な経験を積ませたい」という思いを感じます。私自身、海外との連携や商用開発の厳しさを経験できたことは、大きな糧になっていると実感しています。
入社4年目を迎えますが、まずは今以上にスキルを磨き、培った力をオートモーティブ分野に限らず幅広い分野で活かし、活躍していきたいと思っています。そしてお客様との折衝・交渉の経験も積み、やがては技術・マネジメントの両面でプロジェクトを動かせるリーダーを目指していきたい。当社の技術力を活かして「未来を変える」、私の挑戦は始まったばかりです。

day schedule

  • 9:00

    メール確認・バグのチェック

  • 10:00

    プロジェクトのチームミーティング

  • 11:00

    ミーティングで出た課題の整理、
    午後の作業段取り

  • 11:45

    昼食

  • 13:00

    バグの解析・修正/リーダーにレビュー

  • 15:00

    動作確認

  • 17:00

    確認完了/リーダーに最終レビュー

off style

最近はサイクリングにハマっています。休日に友人と、弾丸で「東京タワー」や「羽田」と目的地を決め、自宅の横浜から都内に向かって片道1~2時間くらいを走り抜きます。日頃の運動不足を吹き飛ばし、帰ってきて飲むビールは最高に美味しいですね(笑)。

※掲載内容は取材当時のものになります。